キッチンの火災被害は、火災保険の「建物」に含まれますか？ - 火災保険の保険金請求 - 保険相談 見直し.jp – 岩手｜谷地保険事務所

キッチンの火災被害は、火災保険の「建物」に含まれますか？

【ご相談事例】

火災保険に入っていますが、建物のみで「家財」には保険をかけていません。
もしも火災でキッチンに損害が発生した場合、火災保険の「建物」で補償されますか。

【ご回答】

建物に備え付けてある「キッチン」は「建物」に含まれるため、万が一の場合には火災保険の「建物」から保険金が支払われます。

キッチン以外にも、以下のものが「建物」に含まれます。
（建物の所有者と以下の所有者が同一の場合に限られます）

・畳やふすまなどの建具
・建物に付属しているエレベーターやリフト
・建物に取り付けてあるエアコン
・浴槽や洗面台、ガス台、調理台などで、建物に取り付けてある物
・門や塀、垣など
・建物に付属している物置や車庫
・建物の基礎部分
・建物に固定されているテレビアンテナ
・建物に取り付けてあるソーラーパネルなど

一方、郵便ポストや電柱、物干、遊具、井戸、灯篭、庭木などで建物とは独立して設置されているものは「建物」に含まれません。

また、同じ敷地内にある別の建物も「建物」に含まれませんので、別に火災保険に加入する必要があります。

ちなみに、建物とソーラーパネルの所有者が同一の場合には、ソーラーパネルも建物に含まれます。
ただし、火災保険契約後にソーラーパネルなどを備え付けた場合には、建物の再評価が必要です。

そのままにしておくと、建物が全損した場合に必要な保険金が支払われない可能性があるので注意しましょう。

※本記事は、記事作成日時点での情報です。
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